こんにちは!明光義塾元教室長で学習アドバイザーの木村です!
お子さまの成績が気になってきたとき、多くの保護者の方がまず考えるのが「塾に通わせるかどうか」、そして「どの塾が合っているのか」ということではないでしょうか。
特に中学生になると、学校の勉強が本格化し、進路を見据えた学習の必要性が高まるため、塾の役割も大きくなります。
そのなかで、「集団塾が良いのか、個別指導塾が良いのか」というご相談をいただくことがよくあります。
どちらにもメリットはありますが、実はこの選択には、お子さまの性格や学習スタイル、そして学校での様子が深く関係しています。
今回は、塾選びの前提として保護者の皆様に考えていただきたいポイントをお伝えいたします!
集団塾は「学校」と本質的に同じ仕組み
まず前提として、集団塾は基本的に「一斉授業形式」で進みます。
決まった時間に、同じ単元を、同じペースで、大人数の生徒に対して一括で教える。その点で、学校の授業と構造はほぼ同じです。
したがって、学校の授業で主体的に学べている子、競争心を持って学べている子であれば、集団塾でもそのスタイルがフィットする可能性があります。一方で、
・授業中に質問しづらい
・周りのペースについていけない
・自分の苦手を置き去りにしてしまう
こうした状況にあるお子さまにとっては、集団塾も学校と同じ「受け身の学び」になりやすいのです。
「競争心」は外に向けるものではない
中学生になると、定期テストや順位、内申点といった「見える指標」が増え、どうしても周囲と自分を比べる場面が多くなります。
保護者の方も、「うちの子は負けん気がなくて…」「もっと悔しがってほしい」といった不安を口にされることがあります。
しかし、本当に伸びる子が持っている競争心とは、「誰かに勝ちたい」ではなく、「昨日の自分に勝ちたい」気持ちです。
たとえ集団塾に入れても、お子さん自身が競争相手を外に求めるタイプでなければ、競争心は芽生えにくく、むしろプレッシャーや焦りにつながり、「オレってやっぱりできないんだ」と自己肯定感を下げることにつながります。
個別指導塾が向いているお子さまの特徴
個別指導塾は、まさに「今のお子さま」に合った学び方を提供するスタイルです。
・得意・不得意を見極め、カリキュラムを柔軟に組める
・わからないところを、その場で質問できる
・学校では出せない「自分のペース」で学べる
・講師との対話を通じて、学ぶ意欲を引き出せる
特に、自分から動き出すのが苦手な子や、何をどこから始めてよいか分からない子には、対話型の指導が効果的です。講師と「今の自分を超える」ことにフォーカスできる個別指導は、本人の自己効力感(自分はやればできる)や成功体験を積み上げるうえでも有効です。
「どんな塾に入れる」よりも、「どんな学び方が合うか」を
中学生の学びは、受け身から主体的な姿勢へと切り替わる大事な時期です。だからこそ、塾選びは「環境」ではなく「学び方の選択」として考えることをおすすめします。
集団で学び、切磋琢磨するスタイルが向いているのか。
それとも、自分の課題に向き合いながら、一歩ずつ進むスタイルが合っているのか。
その子自身の今の状態や、学校での様子をふまえたうえで、塾のスタイルを選ぶことが、将来の学びの姿勢にもつながっていきます。
最後に:保護者の方へ
ご自宅の近くに塾はいつくありますか?
たくさんあるからこそ悩みますよね。
塾選びを3カ月から半年されている保護者の方にたまに出会うことがあります。
塾選びをしている間にも、学校の授業は進み、周りの子は勉強を進めています。
迷っている間にどんどん差が広がっていきます。
遅くとも、受験学年になる前までには、お子さんに合う塾を見つけておきたいところです。
ですから、《体験授業》や《学習相談》を利用してみてください。
パンフレットでは分からないことがたくさんあります。
個別指導であれば、特に教室長の考えや教育方針などが色濃く反映されます。
教室長や講師とお子さまがどのように関わるのか、対話を通じてお子様がどんな反応をするのかを見ることで、適した学びの場が見えてくるはずです。
そして、それでも迷うときは、いずれかの塾に決めてしまいましょう。
塾選びに悩みすぎて時間だけが過ぎてしまうくらいなら、まずは気になる塾に通ってみるのがおすすめです。
学校と違い、塾は合わなければ途中でやめることも、別の塾に移ることも自由です。
実際に通ってみて、お子さまの表情や学習の様子を見ることで、本当に合っているかどうかが分かります。迷ったときこそ、行動してみることが最善の判断材料になります。
いかがだったでしょうか?
明光義塾では、無料の体験授業やカウンセリング・教室見学を実施しています。
気になる方はぜひお近くの教室にお問い合わせください(*^^*)
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