明光義塾ブログ

教室長だから伝えられる、保護者のための教育コラム。

夏休みもあと少し。新学期を気持ちよく迎えるために親子でやってほしいこと



こんにちは、明光義塾です。

夏休みも、いよいよ終盤。

この時期になると、保護者の方は気になることが増えてくるのではないでしょうか。

「宿題、大丈夫?」

「そろそろ早く寝ないと、学校が始まってから大変だよ」

「もうすぐ学校始まるよ」

中学生なら、

「9月になったら定期テストもあるよ」

と、つい先のことまで考えてしまいます。

新学期を気持ちよくスタートしてほしい。

そう思うからこそ、いろいろ言いたくなるものです。

でも、親が先回りして、

「これをやって」

「次はこれ」

と全部準備してしまったら、子ども自身が「新学期に向けて何を準備すればいいのか」を考える機会は少なくなってしまいます。

だから夏休み最後の一週間。

「ちゃんと準備して!」

と伝える代わりに、少し質問を変えてみませんか?

今回は、夏休みから新学期へ気持ちよく切り替えるために、家庭でできる関わり方をご紹介します。

 

 

まず戻したいのは「起きる時間」と「寝る時間」

夏休み中は、普段より少し遅くまで起きていたり、朝もゆっくり起きたり。

生活リズムが学校のある日とは変わっているお子さまもいると思います。

新学期に向けて、まず戻しておきたいのが、

「起きる時間」と「寝る時間」です。

とはいえ、

「もう学校始まるんだから、早く寝なさい!」

と伝えるだけでは、なかなか本人は動きません。

そんなときは、質問してみます。

「学校が始まったら、何時に起きてたっけ?」

「何時に家を出てた?」

そして、

「じゃあ、何時くらいに寝たらよさそう?」と聞いてみます。

学校へ行く時間は決まっています。

そこから逆算すれば、自分が何時に起きる必要があるのか、そのためには何時に寝たらいいのかが見えてきます。

大人が時間を決めて指示するのではなく、

「自分の生活だから、自分で考えてみる」

そんな機会にしてみてください。

 

「学校行きたくない」と言われたら?

夏休みが終わりに近づくと、

「学校始まってほしくないな」

「学校行きたくないな」

という言葉が出てくることもあります。

そんなとき、

「なんで学校に行きたくないの?」

と、すぐに理由を聞きたくなるかもしれません。

もちろん、学校で困っていることや不安なことがある場合は、話を聞くことが必要です。

ただ、

「夏休みが楽しかったから、終わってほしくない」

という気持ちから出ている言葉なら、無理に「行きたくない理由」を探さなくてもいいと思います。

そんなときは、

「そうだよね。夏休み楽しかったよね」

と一度受け止めて、

「夏休み、何が一番楽しかった?」

と聞いてみる。

旅行。

部活動。

友達と遊んだこと。

家族で出かけたこと。

家でのんびりしたこと。

楽しかったことを思い出して話しているうちに、

「今年の夏休み、楽しかったな」

と夏休みを振り返る時間になります。

大切なのは、「学校へ行きたくない」という言葉だけに注目するのではなく、その言葉の背景にあるお子さまの様子を見ることです。

なお、「学校に行きたくない」という言葉が続いていたり、学校生活について具体的な不安や困りごとがありそうだったりする場合は、単に「夏休みが終わるのが嫌」という気持ちとは分けて考える必要があります。

 

「夏休み、一番頑張ったことは何?」

新学期の準備をする前に、もう一つぜひ聞いてほしい質問があります。

「この夏休み、一番頑張ったことは何?」です。

勉強でなくても構いません。

部活動を毎日頑張った。

宿題を計画的に進めた。

朝の漢字を続けた。

習い事を頑張った。

家のお手伝いをした。

苦手なことに挑戦した。

どんなことでもいいのです。

答えてくれたら、

「そうなんだ。どんなところを頑張ったの?」

と、もう少し聞いてみてください。

子ども自身が、

「自分は、この夏にこれを頑張った」

と認識することが大切です。

そして、ぜひその頑張りを認めてあげてください。

夏休みが終わると、どうしても私たちは、

「宿題は終わった?」

「生活リズムを戻さないと」

と、「まだできていないこと」に目が向きがちです。

でも、その前に、

「この夏にできたこと」

にも目を向けてみる。

できなかったことを探すだけではなく、できたことを確認してから次へ進む。

それも、新学期を迎える大切な準備だと思います。

 

「9月は何を頑張る?」で答えられなくても大丈夫

夏休みを振り返ったら、

「じゃあ、9月は何を頑張りたい?」

と聞いてみるのもいいでしょう。

でも、

「分からない」

「別にない」

と言われることもあります。

そんなときは、選択肢を出してみます。

「勉強?」

「部活?」

「朝の時間?」

「夏休みに続けていたこと?(読書やお手伝い、習い事など)」

いくつか選択肢があると、子どもは考えやすくなります。

旅行へ行くときに、

「どこへ行きたい?」とゼロから聞かれるより、

「海と山なら、どっちがいい?」と聞かれた方が選びやすいのと同じです。

大人が答えを決めるのではなく、

「考えるための材料を渡して、本人に選んでもらう」。

そして、たくさん決める必要はありません。

一つで十分です。

 

夏休みにできたことを、一つだけ9月へ

新学期だからといって、すべてをゼロから始める必要はありません。

夏休み中にできるようになったことがあるなら、その中から一つだけ9月にも持っていってみませんか?

例えば、

毎朝10分勉強した。

自分で予定を確認した。

決まった時間に起きた。

部活動を休まず頑張った。

家のお手伝いを続けた。

本を読むようになった。

何でも構いません。

ここでも、

「これを続けなさい」と親が決めるのではなく、

「夏休みにやっていたことで、9月も一つ続けるなら何にする?」

と聞いて、本人に選んでもらいます。

自分で選んだものなら、

「自分で決めたこと」になります。

夏休みと新学期は、まったく別のものではありません。

夏休みで得た経験を、一つ次へ持っていく。

それだけでも十分です。

 

中学生は「次の定期テストっていつだっけ?」

中学生のご家庭では、新学期が始まると定期テストが近づいてくる学校もあります。

ここでも、

「もうすぐテストだよ!」

「そろそろテスト勉強しなさい!」

ではなく、まず質問してみます。

「次の定期テストって、いつだっけ?」

まずは日程を確認します。

そして、

「今日からあと何日ある?」と数えてみる。

次に、テスト範囲を確認します。

範囲が分かったら、

「心配な教科から順番に並べるとしたら?」と考えてみる。

そのうえで、

「今回は何点を目指す?」

「学校のワークは後どのくらい残ってる?」

「じゃあ、いつまでにワークを終わらせようか?」

と具体的にしていきます。

テスト日を確認する

あと何日あるか数える

テスト範囲を確認する

心配な教科順に並べる

目標点を決める

学校ワークの進み具合を確認する

ワークをいつまでに終わらせるか決める

ここまで見えると、

「テスト勉強しなさい」という大きな言葉が、

「じゃあ今日は何をする?」という具体的な行動に変わります。

 

「大丈夫?」より、答えられる質問を

夏休みの終わりは、保護者の方も焦りやすい時期です。

だからつい、

「宿題、大丈夫?」

「新学期、大丈夫?」

「テスト、大丈夫?」

と聞きたくなります。

でも、

「大丈夫?」と聞かれた子どもは、

「大丈夫」と答えるしかないこともあります。

そこで、質問を具体的に変えてみます。

「宿題、あと何が残ってる?」

「学校始まるまで、あと何日かな?」

「学校始まったら、何時に起きてたっけ?」

「次のテストって、いつだっけ?」

どれも、答えを親が教えているわけではありません。

でも、質問されることで、

「そういえば、あと何日だろう」

「ワーク、どこまで終わっていたかな」

と、子ども自身が今の状況を見ることができます。

まず現状を知る。

そして、「じゃあ、どうしよう?」と考える。

新学期の準備で大切なのは、親がすべて準備してあげることではなく、子ども自身が「今どうなっているか」に気づき、次に何をするかを考えられるようにサポートすることではないでしょうか。

 

夏休みの最後に、親子で振り返ってみませんか?

今年の夏休み、

旅行へ行った。

部活動を頑張った。

宿題に苦戦した。

毎日少しずつ勉強した。

家族で過ごした。

特別なことはしなかった。

どんな夏休みだったとしても、お子さまはその時間の中で何かを経験しています。

だから、新学期の準備を始める前に、一度立ち止まってみてください。

今夜、お子さまに聞いてみませんか?

「今年の夏休み、一番頑張ったことは何?」

そして答えてくれたら、その頑張りを認めてあげてください。

そのうえで、

「じゃあ、夏休みにできたことで、9月にも続けるなら何にする?」

と聞いてみる。

夏休みが終わるから、またゼロから頑張るのではありません。

楽しかったことも。

頑張ったことも。

うまくいかなかったことも。

全部が、この夏に経験したことです。

振り返ることで、その経験は次に使えるものになります。

夏休みにできたことを一つ持って、新学期へ。

お子さま自身が、

「次はこうしてみよう」

と考えるところから、新しい学期を始めてみませんか。


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【2026年6月~8月】時事問題20問|中学生の定期テスト対策に!

 

こんにちは、明光義塾です!

夏休みもいよいよ終盤。

9月の定期テストに向けて、時事問題対策はバッチリですか?

 

「最近のニュースなんて全然見ていない!」

「何を覚えたらいいか分からない!」という人のために、

2026年6月〜8月(中旬)までの重要ニュースから、

定期テストに出そうなポイントを20問厳選しました。

 

記述対策にもなる1問1答形式です。スマホで5分あればチェックできるので、

通学中やテスト当日の朝の最終確認にぜひご活用ください!

それでは、さっそく問題に挑戦してみましょう!

 


 

(1)【国際・スポーツ】

2026年6月、4年に一度開催されるサッカーの世界的イベント「2026 FIFAワールドカップ」が開幕した。史上初となる3か国共同開催となった、この大会の開催国をすべて答えなさい。

▽ 解答はこちら

アメリカ(アメリカ合衆国)・カナダ・メキシコ

 

(2)【社会・公民】

2026年6月、厚生労働省の発表により過去最低を更新したことが話題となった、一人の女性が一生の間に産む子どもの平均人数を示す指標を何というか。

▽ 解答はこちら

合計特殊出生率(ごうけいとくしゅしゅっしょうりつ)

 

(3)【科学・技術】

2026年6月、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げに成功した、日本の基幹大型ロケットの名称は何か。

▽ 解答はこちら

H3ロケット

 

(4)【社会・司法】

2026年6月、確定した刑事裁判の判決に誤りがあった場合などに、裁判をやり直す制度の見直しを盛り込んだ法律が成立した。このように、確定した判決について、一定の条件のもとで裁判をやり直すことを何というか。

▽ 解答はこちら

再審(さいしん)

 

(5)【歴史・平和】

2026年6月23日、太平洋戦争末期の激戦地となった沖縄県で、犠牲者を追悼し平和を祈る記念日が執り行われた。この日の名称を答えなさい。

▽ 解答はこちら

沖縄慰霊の日(おきなわいれいのひ)

 

(6)【文化・世界遺産】

2026年6月、スペインのバルセロナにある世界遺産の教会で、建築家ガウディの没後100年を記念するミサが行われ、最大の塔「イエスの塔」の完成が祝われた。この教会の名称は何か。

▽ 解答はこちら

サグラダ・ファミリア

 

(7)【社会・交通】

2026年7月、静岡県リニア中央新幹線の工事に関する動きがあり注目を集めた。リニア中央新幹線で採用されている、磁石の力で車体を浮上させて走る方式を何というか。

▽ 解答はこちら

超電導リニア(磁気浮上式)

 

(8)【歴史・文化遺産】

2026年7月、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産委員会において、日本の飛鳥宮跡や高松塚古墳などで構成される遺跡群が世界文化遺産に登録された。登録されたこの資産群の名称は何か。

▽ 解答はこちら

飛鳥・藤原の宮都(あすか・ふじわらのきゅうと)

 

(9)【政治・行政】

2026年7月、近年相次ぐ大規模な自然災害に迅速かつ一元的に対処するため、国の新たな行政機関を新設する法律(設置法)が成立した。今後発足が予定されているこの機関の名称は何か。

▽ 解答はこちら

防災庁(ぼうさいちょう)

 

(10)【政治・皇室】

2026年7月、皇族数の確保を目的として、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持することなどを盛り込んだ法律が成立した。この法律の改正対象となった、皇室に関する事項を定めた法律の名称は何か。

▽ 解答はこちら

皇室典範(こうしつてんぱん)

 

(11)【気象・環境】

2026年、近年の異常な暑さを受けて気象庁が新しい予報用語を決定し、警戒が呼びかけられた。1日の最高気温が40度以上になる日のことを何というか。

▽ 解答はこちら

酷暑日(こくしょび)

 

(12)【国際・スポーツ】

2026年7月、テニスの全英オープン(ウィンブルドン選手権)の車いす女子シングルスで、上地結衣選手が優勝を果たした。これにより、テニスの4大大会(グランドスラム)とパラリンピックのすべてを制する快挙を成し遂げたが、この偉業のことを何というか。

▽ 解答はこちら

生涯ゴールデンスラム(ゴールデンスラム)

 

(13)【自然・災害】

2026年7月28日、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、熊本県宇城市・氷川町などで震度7を観測した。このように、陸側のプレート内部や断層がずれることで発生する地震を何というか。

▽ 解答はこちら

内陸型地震

 

(14)【政治・経済】

2026年7月、物価高対策や税制議論の中で「消費税率」が話題となった。特定の品目(日々の食料品など)に対して、標準税率よりも低い税率を適用する制度を何というか。

▽ 解答はこちら

軽減税率(けいげんぜいりつ)

 

(15)【科学・宇宙】

2026年7月、日本の宇宙探査機が小惑星「トリフネ」の近くを超高速ですれ違いながら観察する探査に成功した。かつて小惑星リュウグウからサンプルを持ち帰ったこの探査機の名称は何か。

▽ 解答はこちら

はやぶさ2

 

(16)【歴史・平和】

2026年8月6日8月9日、太平洋戦争末期に原子爆弾が投下された2つの都市で平和記念式典が執り行われた。この2つの都市を順に答えなさい。

▽ 解答はこちら

広島市・長崎市

 

(17)【歴史・記念日】

2026年8月15日、政府主催の全国戦没者追悼式が行われた。1945年のこの日に第二次世界大戦が終結したことに由来する記念日の名称は何か。

▽ 解答はこちら

終戦記念日(終戦の日)

 

(18)【スポーツ・社会】

2026年8月、阪神甲子園球場で第108回全国高校野球選手権大会が開催され、猛暑対策として試合を「朝」と「夕方」に分けて行う工夫がとられた。この制度(方式)を何というか。

▽ 解答はこちら

二部制(2部制 / 朝夕二部制)

 

(19)【自然・災害】

2026年8月13日から14日にかけて、千葉県では記録的な大雨となり、道路の冠水や住宅の浸水など大きな被害が発生した。発達した積乱雲が列をなして次々と通過することで、同じ地域に長時間にわたって激しい雨を降らせる現象を何というか。

▽ 解答はこちら

線状降水帯(せんじょうこうすいたい)

 

(20)【地理・防災】

2026年8月、台風の接近に伴い風水害への備えが呼びかけられた。台風や発達した低気圧によって海岸近くの海面が異常に高くなる現象を何というか。

▽ 解答はこちら

高潮(たかしお)

 


 

お疲れ様でした!全20問、何問正解できましたか?

時事問題は、「知っているか・知らないか」だけで点数が決まるボーナスステージです。

今回わからなかった問題も、今のうちに覚えておきましょう!

 

↓ 2026年過去の時事問題はこちら

meikogijuku-blog.hatenablog.com

 

夏休みの宿題、あと何が残ってる?新学期までに終わらせるために親子でやってほしいこと



こんにちは、明光義塾です。

夏休みも、いよいよ後半。

この時期になると、

「夏休みの宿題、本当に終わるの?」

と気になり始める保護者の方も多いのではないでしょうか。

ところが、子どもに聞いてみると、

「大丈夫。」
「あとでやる。」
「まだ時間あるし。」

そんな返事が返ってくる。

つい、

「宿題終わったの?」
「もう夏休み終わるよ!」
「だから早くやりなさいって言ったでしょ!」

と言いたくなります。

でも、今から大切なのは、

「なんで今までやらなかったのか」ではありません。

考えたいのは、

「残っている宿題を、どうしたら新学期までに終わらせられるか」です。

夏休みの宿題がまだ残っていたら、実はこれは「自分で計画して行動する」練習をするチャンスかもしれません。

今回は、夏休み後半だからこそ親子でやってほしい、宿題の立て直し方をご紹介します。

「宿題終わった?」ではなく、「あと何が残ってる?」

まず、子どもへの質問を一つ変えてみましょう。

「宿題終わった?」ではなく、

「宿題は、あと何が残ってる?」と聞いてみます。

 

似ているようですが、この二つの質問は少し違います。

「宿題終わった?」は、

「終わった・終わっていない」を確認する質問です。

まだ終わっていなければ、

「まだ。」で会話が終わってしまうこともあります。

一方、

「あと何が残ってる?」と聞けば、

「数学のワーク」
「読書感想文」
「自由研究」

と、これからやることを具体的に確認できます。

まず必要なのは、

「今、どのくらい残っているのか」を親子で把握することです。

夏休みの残り日数は限られています。

だからこそ、まず現在地を確認します。

 

残っている宿題を「種類」で分けてみよう

残っている宿題が分かったら、次は種類ごとに分けて考えてみます。

なぜなら、宿題によって「終わらせ方」が違うからです。

例えば、ワークやドリル。

残りが30ページで、宿題に使える日が10日なら、

30ページ÷10日=1日3ページ

と分けられます。

「数学のワークが30ページ残っている」と思うと大変そうですが、

「今日は3ページ」なら、少し取り組みやすくなります。

一方、読書感想文は違います。

まず、「何を読むのか」を決めなければ始まりません。

本を決める
  ↓
読む
  ↓
感じたことを整理する
  ↓
書く

という工程があります。

自由研究なら、さらに準備が必要かもしれません。

何を研究するのか。
何が必要なのか。
どのくらい時間がかかるのか。
どうやってまとめるのか。

テーマが決まらなければ、必要な時間も分かりません。

「宿題がたくさん残っている」と一括りにするのではなく、

「これは毎日少しずつできるもの」
「これは準備が必要なもの」と分けてみる。

それだけでも、やることがずっと見えやすくなります。

 

自分だけでは決められないところは、保護者がサポートを

高学年になってくると、

「自分の宿題なんだから、自分でやってほしい」

と思うこともあるでしょう。

もちろん、自分でできることは自分でやることが大切です。

でも、

「自分でやる」

「全部一人で決められる」は、同じではありません。

例えば読書感想文。

本が決まらず、そこで何日も止まっているなら、

「どんな話が好き?」
「この中ならどれが読んでみたい?」

選択肢を出してあげてもいいと思います。

自由研究なら、

「何に興味がある?」
「それを調べるなら、何が必要かな?」

と一緒に考える。

子どもが自分で決めるために必要な材料を、大人が用意してあげる。

答えを決めてあげるのではなく、

「自分で決められる状態をつくる」というサポートです。

 

高学年なら「自分は何分集中できる?」を測ってみよう

計画を立てるときに、

「今日は1時間勉強する」と時間だけ決めていませんか?

でも、その1時間、本当に集中できるでしょうか。

高学年くらいになったら、ゲーム感覚で自分の集中時間を測ってみるのもおすすめです。

タイマーを用意して、宿題スタート。

そして、

「集中が切れてきたな」と思ったら時間を見てみます。

18分。

25分。

10分。

何分でも構いません。

ここで、

「10分しか集中できなかった!」と評価する必要はありません

目的は、

「自分はどのくらいなら集中できるのか」を知ることです。

例えば20分くらい集中できると分かったら、

「1時間勉強する」ではなく、

「20分やって休憩して、もう一度20分やろう」と考えられます。

さらに、

「朝と夜なら、どっちの方が集中できる?」

「ご飯の前と後では?」

と試してみても面白いでしょう。

自分が集中しやすい時間や環境を知ることができれば、これからの勉強にも使えます。

 

「なんで今までやらなかったの!」は、一旦横に置く

残っている宿題を全部確認してみたら、

「こんなに残っているの!?」と思うかもしれません。

そして、

「だから早くやりなさいって言ったでしょ!」

と言いたくなることもあるでしょう。

でも、8月後半になった今、

「なんで今までやらなかったの?」

を考えても、残っている宿題は減りません。

今、親子で考えたいのは、

「どうしたら、ここから終わる?」です。

あと何日あるのか。

何が残っているのか。

1日にどのくらいやればいいのか。

準備が必要な宿題は何なのか。

一緒に整理して、計画を立てる。

宿題が残っていることを、

「叱る材料」ではなく、

「どうすればできるかを一緒に考える機会」にしてみてください。

 

夏休み後半は、まず「終わらせる」に集中

本来、宿題はただ終わらせればいいものではありません。

間違えた問題を確認したり、分からなかったところを復習したりすることも大切です。

でも、夏休みも残りわずか。

宿題がたくさん残っているのであれば、今はまず、

「新学期までに学校の宿題を終わらせる」

ことに集中していいと思います。

あれもやらなければ。

これも復習しなければ。

となると、かえって動けなくなってしまうことがあります。

今、一番やらなければならないことは何なのか。

優先順位を決めることも、計画を立てるうえでは大切です。

 

計画を立てたら、親が見るのは「進み具合」

一緒に計画を立てた後、

「今日の分やった?」
「まだやってないの?」
「早くやりなさい!」

と毎日言うようになってしまったら、結局「親に言われたからやる」に戻ってしまいます。

保護者が把握したいのは、

「今、どこまで終わっているのか」です。

例えば、

「今、宿題どこまでいった?」と聞いてみる。

予定どおりなら、そのまま続ける。

予定より遅れていたら、

「じゃあ、残りどうする?」ともう一度考える。

最初に立てた計画どおりにいかなかったとしても、それで失敗ではありません。

やってみたからこそ、

「この量は多すぎた」
「この時間だと集中できなかった」
「読書感想文は思ったより時間がかかった」

と分かります。

だったら、計画を変えればいい。

計画は、一度決めたら絶対に守らなければならないものではありません。

やってみて、状況を見て、必要なら修正する。

これも大切な経験です。

 

残りの夏休みを「見える化」してみよう

以前、このブログでは、

「夏休み成長トラッカー」をご紹介しました。

自分で、

「何をするか」
「いつ取り組むか」

を決め、できたことを見えるようにするためのものです。

夏休みの最初に使っていなかったとしても、大丈夫。

夏休み後半の「立て直し」にも使えます。

残っている宿題を書き出す。

いつやるか決める。

できたら印をつける。

予定どおりにいかなかったら、もう一度考える。

「あとこんなにある」ではなく、

「ここまで終わった」が目に見えると、子ども自身も進んでいることを実感できます。

▼自分で計画して行動する練習に
「夏休み成長トラッカー」の使い方はこちら

https://meikogijuku-blog.hatenablog.com/entry/2026/07/21/200000

 

もう宿題が終わっているなら、ぜひやってほしいこと

ここまで、宿題が残っている場合についてお話ししてきました。

では、

「うちはもう全部終わっています!」というご家庭はどうでしょう。

そんなときは、ぜひお子さまに聞いてみてください。

「今年は、なんで早く宿題を終わらせられたと思う?」

例えば、

「夏休みの最初にいっぱいやったから」

「毎朝少しずつやったから」

「旅行までに終わらせようと思ったから」

「去年、最後に大変だったから今年は早く始めた」

いろいろな答えが出てくると思います。

そこで、

「じゃあ、そのやり方は来年も使えそうだね」と話してみてください。

できた。

終わった。

そこで終わらせず、

「なぜできたのか」まで考える。

振り返ることで、経験は知恵に変わります。

今回うまくいった方法を自分で理解できれば、次に同じようなことがあったときにも使えるようになります。

 

夏休みの宿題は、「自分で計画する」練習にもなる

宿題が残っていると、親としてはどうしても心配になります。

でも、すべて親が決めて、

「これをやりなさい」
「次はこれ」
「早くしなさい」

と進めれば、宿題は終わっても、

「自分で考えて終わらせた」

という経験は残りません。

何が残っているのかを知る。

どうすれば終わるか考える。

自分がどのくらい集中できるか知る。

計画を立てる。

やってみる。

進み具合を確認する。

うまくいかなければ、計画を変える。

最後に、

「どうしてできたのか」を振り返る。

夏休みの宿題は、毎年やってきます。

だからこそ今年の経験を、来年にも、その先にも使える経験にしてほしいと思います。

夏休みもあと少し。

もし、お子さまの宿題が気になっているなら、

今夜は、

「宿題、終わった?」ではなく、

こう聞いてみてください。

「宿題、あと何が残ってる?」

そこから一緒に、「どうしたら終わるか」を考えてみませんか。

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中学受験生の夏に読んでほしい4冊|勉強の合間に、物語の世界へ

こんにちは、明光義塾です。

中学受験を頑張る小学6年生にとって、夏はとても忙しい季節です。

夏期講習に行って、宿題をして、漢字や計算をして。

塾へ向かう電車やバスの中でも、

「何か勉強した方がいいかな」

と思うことがあるかもしれません。

実は、この記事を書いている私にも、中学受験に向けて勉強している小学6年生の子どもがいます。

この夏も毎日のように塾へ通い、帰ってくれば宿題。

受験生の夏は、本当によく勉強します。

だからこそ、塾へ向かう電車やバスの中くらい、少しほっとしてほしい。

そんな時間に、私は子どもに本を渡しています。

「読解力をつけるため」

「語彙力を増やすため」

「入試に出るかもしれないから」

もちろん、読書と受験にはつながる部分があります。

でも、今回ご紹介する本は、それだけを目的に選んだものではありません。

少しだけ受験勉強から離れて、物語の世界へ。

この夏、中学受験を頑張っている子どもたちに、そんな時間も持ってほしいと思います。

読書まで「受験勉強」にしなくていい

中学受験をすると決めると、毎日のいろいろなことが「受験につながるかどうか」で見えてしまうことがあります。

本を読むなら、「国語の勉強になる本を」

移動時間があるなら、「暗記をした方がいい」

少し時間が空いたら、「計算をやっておこう」

もちろん、それも大切です。

でも、子どもたちは受験生である前に、一人の小学生です。

笑ったり、悩んだり、誰かに腹を立てたり。

友達との関係に悩んだり、自分でもよく分からない気持ちを抱えたり。

これから中学生、高校生になれば、子どもの世界はもっと広がっていきます。

だから私は、読書の時間まで、すべて「受験のため」にしなくてもいいと思っています。

面白いから読む。

続きが気になるから読む。

登場人物に腹が立つ。

「自分だったらどうするかな」と考える。

それで十分です。

 

本を開けば、自分とは違う人生を経験できる

私たちが実際に生きられる人生は、一つだけです。

でも、物語の中なら違います。

自分とは違う家庭で育った人。

違う時代を生きた人。

自分とはまったく違う人間関係の中にいる人。

これから自分が経験するかもしれないことに悩んでいる人。

そんな人たちの世界へ入ることができます。

そして、

「この人は、なんでこんなことを言ったんだろう」

「本当はどう思っているんだろう」

「自分だったらどうするかな」

と考える。

それは結果として、物語文を読むときに、登場人物の気持ちや変化を考えることにもつながるかもしれません。

ただ、

「この本を読めば国語の点数が上がる」という話ではありません。

自分以外の誰かの人生を、ほんの少し経験してみる。

それ自体が、物語を読む面白さなのだと思います。

 

この夏、中学受験生に手渡したい4冊

今回は、中学受験を頑張っている小学生に、この夏読んでほしい物語を4冊選びました

実際に中学入試で文章が取り上げられた作品もあります

ただし、「入試に出たから」という理由だけで選んだ4冊ではありません。

実際にわが家で、この夏、子どもに渡している本、これから渡そうと思っている本です。

それぞれに、子どもに出会ってほしい「世界」があります。

 

『杉森くんを殺すには』長谷川まりる

この物語は、主人公が幼なじみの杉森くんを「殺す」と決意するところから始まります。

なぜ杉森くんを殺したいのか。

主人公は、その理由や自分の中にある感情を言葉にしていきます。

最初に見えてくるのは、杉森くんの嫌だったところや、許せなかったこと。

でも、言葉にしていく中で、杉森くんという一人の人間の見え方も少しずつ変わっていきます

私は、この本から子どもに「言葉にすること」を感じてほしいと思いました。

「ムカつく」

「嫌い」

「すごい」

「楽しい」

それだけではなく、

何が嫌だったのか。

どうしてそう思ったのか。

本当はどうしてほしかったのか。

自分の気持ちや考えを言葉にしていくと、自分でも気づいていなかった感情が見えてくることがあります。

そして、言葉にすることで、同じ出来事や同じ人が、それまでとは少し違って見えることもあります。

もう一つ、この本を読んでいて、私自身が強く考えさせられたのが「自立」についてです。

自立とは、誰にも頼らず、一人で何でもできることなのでしょうか。

そうではなく、困ったときに頼れる場所をいくつも持ち、必要なときには自分から助けを求められることも、自立の一つなのではないか

親。

学校の先生。

友達。

塾の先生。

ほかの大人。

子どもの世界は、まだそれほど広くありません。

だからこそ、

「ここで相談できなかったら終わり」ではなく、

「別の人に話してもいい」と知っていてほしい。

これから世界を広げていく子どもに、ぜひ出会ってほしい考え方でした。

 

『この夏の星を見る』辻村深月

新型コロナウイルスによって、学校生活やさまざまな活動を制限された中高生たちを描いた物語です。

この本を手に取ったのは、私自身が中高一貫校に通い、中学・高校の6年間を吹奏楽部に明け暮れていたからです。

もし、自分の中高時代にコロナ禍が重なっていたら。

大好きな部活動ができない。

学校へ行けない。

友達に会えない。

私にとって当時の「学校」は、自分の世界の大きな部分を占めていました。

だから、コロナ禍に中高生だった子どもたちは何を感じていたのだろう。

物語を通して、その時間を知ってみたいと思いました。

一方、わが家の小学6年生は、コロナ禍の当時、まだ保育園児でした。

本を読んだり、絵を描いたり、パズルやブロックで遊んだり。

家の中でいろいろなことをして過ごしていました。

それでも、子どもなりにストレスは感じていたと思います。

そして、本人は当時のことをほとんど覚えていないかもしれません。

でも、同じ時代に、

学校へ行けない。

部活動ができない。

友達に会えない。

そんな中高生たちがいたことを知ってほしいと思いました。

同じ出来事を経験していても、年齢や立場が違えば、見えていた景色はまったく違います。

自分が経験していない誰かの時間を想像してみる

そして、

学校へ行けること。

友達に会えること。

好きなことに取り組めること。

今、自分の周りにある「当たり前」を、自分なりにどう感じるのか。

そんなことを考えるきっかけにもなる一冊だと思います。

『この夏の星を見る』は、2024年度の中学入試でも複数の学校で文章が取り上げられた作品です。

 

『ななみの海』朝比奈あすか

私がこの本を手に取ったきっかけは、帯にあった「いい大人になりたい」という言葉でした。

主人公のななみは、児童養護施設で暮らす高校生。

医学部進学を目指して受験勉強をしながら、部活動や恋愛、アルバイトなど、さまざまな経験をしていきます。

「受験勉強をしている」

というところは、中学受験を頑張っている子どもにも、少し身近に感じられるかもしれません。

でも、同じ「受験生」でも、置かれている環境はまったく違います。

そして、小学6年生にとって高校生は、少し先の自分でもあります。

これから中学生になり、高校生になる。

友達との関係も変わる。

親との距離も変わる。

進路を考える。

誰かを好きになるかもしれない。

自分と誰かを比べて悩むこともあるかもしれない。

今はまだ経験していない十代の心の揺れや葛藤に、物語の中で先に出会う。

私は、そこにも読書の面白さがあると思っています。

親が、

「中学生になるとね」

「高校生になったらね」

と説明するより、物語の中で一人の登場人物と一緒に経験する。

そして数年後、自分が似たような気持ちになったとき、

「あの本の主人公も、こんな気持ちだったな」

と思い出すことがあるかもしれません。

必ずそうなるわけではありません。

でも、本を読むことで、まだ自分が経験していない感情や生き方を知っておくことはできます。

物語は、まだ経験していない人生を少しだけ先に見せてくれるものでもあると思います。

『ななみの海』は、2023年度の桐光学園中学校の入試で文章が取り上げられています。

 

『きみたちは今が世界』朝比奈あすか

この本は、タイトルを見た瞬間に「読ませたい」と思いました。

『きみたちは今が世界』。

「いまがせかい」ではなく、

「きみたちは いまが ぜんぶ」と読みます。

このタイトルを見ただけで、子どもの頃の自分を思い出しました。

子どもにとって、学校や家庭、友達との人間関係は、大人が思っている以上に大きな「世界」なのかもしれません

学校では友達がたくさんいる。

でも、別の場所へ行ったらうまく友達を作れない。

友達と一緒にいるときと、家にいるときではキャラクターが違う。

周りの空気を読んで、みんなに合わせる。

「仲間でいたい」という気持ちから、普段なら言わないような言葉を使ってしまう。

そんな経験は、子どもだけのものではありません。

私自身も子どもの頃、学校には友達がたくさんいたのに、同じ学校の子が一人もいない塾では、うまく友達を作れず、一人でいることがありました。

その場の空気を読んで、自分の振る舞いを変えることもありました。

大人になった今なら、それも子どもなりに人間関係の中で生きていく方法だったのだと思えます。

学校も家庭も、子ども自身がすべて自由に選べるわけではありません。

その限られた世界の中で、

どうやって人と関わるのか。

どこまで周りに合わせるのか。

自分はどうありたいのか。

タイトルとあらすじを読んだとき、子どもの頃の自分を思い出し、

「今、小学生として人間関係の中で生きている子どもは、この物語をどう読むのだろう」

と思いました。

だから、これからわが家でも読んでみようと思っている一冊です。

『きみたちは今が世界』は、2020年度の中学入試で開成中学校、海城中学校などで文章が取り上げられています。

 

読み終わったら、「答え合わせ」をしなくていい

せっかく本を読んだのだから、

「どんなことを学んだ?」

「作者は何を伝えたかったと思う?」

「感想を言ってみて」

と聞きたくなるかもしれません。

でも、今回はそこまでしなくてもいいと思います。

読書まで「受験勉強」にしない。

もし話したそうなら、

「誰が一番好きだった?」

「どの場面が一番残ってる?」

「自分だったらどうする?」

くらいで十分です。

そして、保護者の方も読んだなら、

「私はこの場面が好きだった」

「私はこの人の気持ち、ちょっと分かるな」

と、自分の感じたことを話してみる。

親子で同じ本を読んでも、同じ感想になるとは限りません。

むしろ、

「そう感じたんだ」

と違いを知ることも、読書の面白さではないでしょうか。

もちろん、子どもが話したくなければ、無理に聞く必要もありません。

その子の中だけに残る読書があってもいいと思います。

 

問題集を閉じて、本を開く時間があってもいい

中学受験生の夏は、本当によく頑張ります。

塾へ行って。

授業を受けて。

帰ってきたら宿題をして。

また次の日も塾へ行く。

わが家でも、そんな毎日を過ごしています。

だから、塾へ向かう電車やバスの中くらい、問題集を閉じてもいい。

一冊の本を開いて、少しだけ自分とは違う誰かの世界へ行ってみる。

そこで、

自分の気持ちを考えたり。

自分が経験していない誰かの時間を想像したり。

これから自分が経験するかもしれない感情に出会ったり。

今、自分が生きている世界について考えたり。

今回ご紹介した本の中には、実際に中学入試で文章が取り上げられた作品もあります。

もしかしたら、いつか入試問題の中で再会することがあるかもしれません。

「あ、この本知ってる」

と思えたら、ちょっと嬉しいですよね。

でも、再会しなくてもいい。

本の中で出会った人や言葉、考えたことが一つでも自分の中に残ったなら、それだけでも十分です。

受験生だって、一人の小学生。

これから、もっともっと世界が広がっていきます。

この夏、勉強の合間に少しだけ問題集を閉じて、物語の世界へ出かけてみませんか。

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夏休み、子どもと過ごせる時間はあとどれくらい?お盆休みに大切にしたい親子の時間

こんにちは、明光義塾です。

お盆休み。

大人も仕事から少し離れ、普段よりお子さまと一緒に過ごせる時間が増える時期です。

家族で旅行へ行くご家庭。

祖父母の家へ帰省するご家庭。

中学生なら、部活動や夏の大会でほとんど家にいないこともあるでしょう。

受験生なら、塾や勉強で一日が終わることもあります。

せっかくの夏休みだから、何か思い出を作ってあげたい。

でも、勉強もさせなければ。

そんなふうに思う保護者の方もいらっしゃるかもしれません。

でも、夏休みの過ごし方に「これが正解」というものはありません。

遠くへ旅行することだけが、特別な経験でもありません。

大切なのは、

「何をしたか」だけではなく、

その時間の中で、お子さまが何を見て、何を感じ、何に興味を持ったのか。

普段より少し時間のあるお盆休みだからこそ、お子さまをいつもよりよく見てみませんか。

「何をするか」より、「何を感じたか」

旅行は、子どもにとって普段とは違うものに触れられる貴重な機会です。

せっかくなら、出発する前から一緒に楽しんでみてください。

例えば、旅行雑誌や観光サイトを一緒に見ながら、

「ここではこんなことができるよ」

「こっちとこっちだったら、どちらへ行ってみたい?」

と選択肢を出してみる。

そして、

「なんでこっちを選んだの?」

と聞いてみます。

「どこへ行きたい?」

といきなり聞かれても、子どもは自分の知らない場所を答えることはできません

だから大人が選択肢を見せ、その中から自分で選んでもらう。

それだけでも、自分で考えて決める経験になります。

地図が載っていたら、

「ここからここまで移動するんだね」

と一緒に見てみる。

歴史的な場所が出てきたら、

「これ、学校で習った○○と関係しているね」

と教科書で学んだ知識とつなげてみる。

机の上で覚えた「地理」や「歴史」が、実際の場所や経験と結びつくと、知識はぐっと身近なものになります。

「すごい!」の先を聞いてみる

そして、現地ではお子さまの言葉に少し注目してみてください。

例えば、

「すごい!」

と言ったとします。

そこで、

「すごいね!」

だけで終わらせず、

「何がすごいと思った?」

と、もう一つ聞いてみます。

「思っていたより大きかった」

「こんなに昔に作ったのがすごい」

「景色がきれいだった」

返ってくる答えは何でも構いません。

大切なのは、子どもが自分の感じたことを言葉にしてみることです。

そして大人も、

「私はここがすごいと思ったよ」

と、自分が感じたことを言葉にしてみる。

同じものを見ていても、親と子どもでは感じていることが違うかもしれません。

それも面白い発見です。

「この子は、こんなところを見るんだ」

「こういうことに興味があるんだ」

普段の生活では見つけにくい、お子さまの一面が見えてくるかもしれません。

中学生になると、夏休みの過ごし方も変わります

小学生の頃は家族で出かけていた夏休みも、中学生になると少しずつ変わってきます。

部活動。

夏の大会。

友達との予定。

家族よりも、自分の世界で過ごす時間が増えていきます。

少し寂しく感じることもあるかもしれません。

でも、それも一つの成長です。

部活動で一つのことに本気になる。

チーム競技なら、仲間と同じ目標に向かう中で、チームワークや人間関係を学びます。

個人競技なら、自分自身と向き合い、自分の課題を乗り越えていく経験をします。

うまくいくことばかりではありません。

努力したのに負けることもある。

仲間とうまくいかないこともある。

自分の力不足を感じることもある。

それも含めて、子どもたちはたくさんのことを経験しています。

応援は、言葉だけでするものではありません

中学生になると、

「今日、部活どうだった?」

と聞いても、

「普通。」

「別に。」

そんな返事しか返ってこないこともあります。

だからといって、何もできないわけではありません。

お弁当を作る。

好きなご飯を用意する。

大会があれば見に行く。

「来なくていいよ」

と言われるかもしれません。

それでも、自分の頑張っている姿を見てくれる人がいる。

言葉にしなくても、

「ちゃんと見ているよ」

「応援しているよ」

ということは伝えられます。

子どもが少しずつ親から離れていく時期だからこそ、そんな安心感も大切なのではないでしょうか。

それでも、10分だけ勉強する

旅行へ行く。

部活動に打ち込む。

家族でのんびり過ごす。

せっかくの夏休みですから、そんな時間も大切にしてほしいと思います。

ただ、私たちはもう一つおすすめしたいことがあります。

それは、

「10分でもいいから、毎日の勉強を完全にゼロにしないこと」

です。

漢字を10分。

計算を10分。

英単語を10分。

たくさんやる必要はありません。

大切なのは、

「今日もやった」

という事実をつくることです。

特に部活動などに一生懸命取り組んでいる中学生は、思い切り部活をしている一方で、

「勉強していないな……」

という不安をどこかに抱えていることがあります。

そんな時、たった10分でも勉強しておけば、

「今日は勉強もやった。」

と思えます。

その小さな安心感があるからこそ、その後は部活動や遊びにも思い切り集中できることがあります。

夏休みだから勉強する。

受験生だから勉強する。

ということだけではありません。

自分で自分の生活を整えるために、小さな習慣を続ける。

それも、子どもたちに身につけてほしい力の一つです。

一日の最後に、一つだけ聞いてみてください

そして夜になったら、一つだけ聞いてみてください。

「今日、何が一番楽しかった?」

旅行の最後なら、

「今回の旅行で、何が一番楽しかった?」

でもいいでしょう。

「楽しかった。」

と返ってきたら、

「何が楽しかった?」

と、もう一歩だけ聞いてみる。

自分が経験したこと。

その時に感じたこと。

なぜそう思ったのか。

それを自分の言葉で表現することは、子どもにとって大切な力になります。

現在の入試でも、自分の考えを文章や言葉で表現する力は求められています。

でも、これは入試のためだけに必要な力ではありません。

自分は何を感じたのか。

何が好きなのか。

何に心が動くのか。

それを言葉にすることは、自分自身を知ることにもつながります。

特別な思い出を作らなくても大丈夫です

ここまで旅行や部活動についてお話ししてきました。

でも、この夏、旅行へ行けないご家庭もあると思います。

受験勉強や部活動で、家族そろって出かける時間がないこともあるでしょう。

それでも大丈夫です。

朝、一緒にご飯を食べる。

近所のカフェへ行く。

一緒に買い物へ行く。

散歩をする。

車の中で話す。

そんな時間でもいいのです。

大切なのは、

「どこへ連れていったか」ではなく、

「その時間に、お子さまの何を見つけたか」。

いつもより少しだけ、お子さまの表情や言葉を見てみる。

何に笑うのか。

何に驚くのか。

何に夢中になるのか。

そして時には、反抗する姿もあるかもしれません。

そんな時も、

「自分の考えを持つようになってきたんだな」

と見方を少し変えると、これまでとは違う成長が見えてくることがあります。

今、一緒にいられる時間を大切に

子どもと一緒にいられる時間には、限りがあります。

小学生の今だから、一緒にできることがあります。

中学生になれば、部活動や友達との時間が増え、親子の関わり方も少しずつ変わっていきます。

今まで何でも話してくれていた子が、話さなくなるかもしれません。

一緒に出かけていた子が、

「行かない。」

と言うようになるかもしれません。

それも成長です。

だからこそ、このお盆休み。

「何か特別なことをしてあげなければ」

ではなく、

「今、この子は何を感じているんだろう」

と、少しだけお子さまを見てみてください。

そして、一つだけ質問してみてください。

「今日、何が一番楽しかった?」

きっと、忙しい毎日の中では気づかなかったお子さまの成長が、一つくらい見つかるのではないでしょうか。

 

 

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教室長の本棚|2026年8月 あきらめない心を育てる、この夏に読んでほしい2冊

 

~高知県 のいち教室より~

こんにちは、明光義塾です。

このコーナーでは、高知県にある明光義塾 のいち教室の教室長が、毎月教室で配布しているカレンダーの「今月のおすすめ本」をご紹介しています。

実際に生徒たちへ紹介している本の中から、「ぜひ読んでほしい」と思う2冊を毎月お届けします。

本との出会いは、新しい考え方や価値観との出会いでもあります。

ぜひ、お子さまの一冊選びの参考にしてみてください。

『聖の青春』

著者:大崎 善生

【おすすめポイント】

生まれつき重い病気を抱えながらも、将棋の世界で夢を追い続けた棋士・村山聖さんの生涯を描いたノンフィクションです。

入退院を繰り返しながらも将棋に打ち込み、わずか17歳でプロ入り。その後も名人を目指して努力を重ねました。

限られた時間の中でも、自分の夢に向かって全力で生き抜いた姿は、多くの人の心を動かします。

困難に直面したとき、「それでも前へ進む強さ」とは何かを考えさせてくれる一冊です。

 

『空をつかむまで』

著者:関口 尚

【おすすめポイント】

サッカーを続けてきた主人公が、けがをきっかけに水泳部へ入部し、新しい仲間とともにトライアスロンへ挑戦する青春小説です。

最初は前向きになれなかった主人公たちが、それぞれの悩みや挫折と向き合いながら、一歩ずつ成長していきます。

「思いどおりにいかないこと」があっても、新しい挑戦の中で未来は変えられる。

そんな勇気を与えてくれる物語です。

 

今月のテーマは「あきらめない心」

今回ご紹介した2冊には共通するテーマがあります。

それは、「困難に向き合い、それでも前へ進むこと」です。

勉強でも、部活動でも、毎日が順調に進むとは限りません。

思うように結果が出ないことや、自信をなくしてしまうこともあるでしょう。

そんな時、本の中の主人公たちの姿は、「もう少し頑張ってみよう」と背中を押してくれることがあります。

読書は知識を増やすだけでなく、人の考え方や心を育ててくれる大切な時間です。

この夏、お子さまにとって一冊との出会いが、新しい一歩につながれば嬉しく思います。

 

最後に

今回ご紹介した2冊は、高知県の明光義塾 のいち教室で、実際に生徒たちへ紹介しているおすすめの本です。

教室では勉強だけではなく、「どんな考え方を身につけてほしいか」も大切にしています。

本には、教科書では学べない価値観や人生との向き合い方が詰まっています。

これからもこのブログでは、のいち教室から届く「今月のおすすめ本」をご紹介していきます。

ぜひ来月も楽しみにしていてください。

 

 

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学習計画は、一度作ったら終わりではありません。

こんにちは、明光義塾です。

病院では、診察を受けて薬を処方されたら、それで治療が終わるわけではありません。

薬が効いているか。

症状は改善しているか。

体調に変化はないか。

主治医は、その後も患者さんの様子を確認しながら、必要に応じて治療方針を見直していきます。

最初に決めた治療を最後まで続けることが目的ではありません。

患者さんが元気になることが目的だからです。

 

私たちは、学習も同じだと考えています。

一度学習計画を作ったら、その通りに進めることが目的ではありません。

お子さまが、その時々に合った学習を積み重ね、成長していくことが何よりも大切です。

だから明光義塾では、お子さまの様子を見ながら、学習計画や宿題を何度も見直しています。

今回は、その理由をご紹介します。

 

教室長は、お子さまを支える「司令塔」です

私たちは、教室長を「司令塔」のような存在だと考えています。

授業を担当する講師。

ご家庭で見守る保護者の方。

そして、お子さま自身。

それぞれが見えていることは違います。

教室長は、その情報を集め、「今、この子に本当に必要な学習は何か」を判断する役割を担っています。

ただ学習計画を管理する人ではありません。

お子さまを応援するチームの中心となり、方向性を決める旗振り役です。

 

判断するために、さまざまな情報を集めています

教室長が見ているのは、テストの点数だけではありません。

例えば、

・何が理解できていて、何が理解できていないのか

・どの問題で手が止まりやすいのか

・どの単元に課題のの原因があるのか

・考えながら進めるタイプなのか、小さな成功体験を積み重ねることで伸びるタイプなのか

・家ではどのように勉強しているのか

・生活リズムや睡眠は安定しているか

・学校生活や部活動で疲れがたまっていないか

・最近の表情や気持ちに変化はないか

これらの情報を一人だけで把握することはできません

講師は授業中の様子を。

保護者の方はご家庭での様子を。

そして、お子さま本人は目標や悩みを。

それぞれの情報が集まることで、お子さまの「今」が見えてきます。

 

保護者の皆さまも、大切なチームの一員です

教室でしか分からないことがあります。

一方で、ご家庭でしか分からないこともあります。

例えば、

「最近は自分から机に向かうようになりました。」

「宿題はやっていますが、数学になると止まってしまいます。」

「部活動が忙しく、疲れている日が増えています。」

こうした情報は、学習計画を考えるうえで、とても大切です。

反対に教室では、

「以前より集中できる時間が長くなりました。」

「英語は理解が進んできたので、少し先まで進められそうです。」

「数学は前の単元を復習した方が理解が深まりそうです。」

という変化が見えています。

教室とご家庭、それぞれの情報を合わせることで、お子さまに今必要な学習が見えてきます。

だから私たちは、保護者の皆さまも、お子さまを支える大切なチームの一員だと考えています。

 

だから、学習計画は何度も見直します

年間の学習計画はあります。

しかし、それは「変更してはいけない予定表」ではありません。

お子さまの成長に合わせて、より良い学習へ近づけるための土台です。

理解が進んでいれば、予定より先へ。

もう少し練習が必要なら、立ち止まる。

原因が前の単元にあると分かれば、必要なところまで戻る。

宿題の内容や量を見直すこともあります。

その時のお子さまにとって、最も効果的な学習になるように。

そのために、学習計画は何度も見直されます。

まとめ|一緒に、お子さまの成長を支えていきたい

勉強は、一度計画を立てたら終わりではありません。

お子さまは日々成長し、学習状況も少しずつ変わっていきます。

だからこそ、その変化を見逃さず、必要に応じて学習計画を見直していくことが大切です。

教室長は、講師からの情報、保護者の方からのお話、お子さま自身の様子を整理し、「今、この子に必要な学習は何か」を考え続けています。

私たちは、ご家庭と教室が一緒になって、お子さまを支えるチームでありたいと考えています。

お子さまの成長を、一緒に見守り、一緒に喜び、一緒に次の一歩を考える。

その積み重ねが、一人ひとりに合った学びにつながると信じています。

 

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「一人ひとりに合わせた学習」は、どのように考えられているのでしょうか。

その考え方を病院に例えてご紹介しているのが「学力クリニック」です。

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==その他==

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学力クリニック|子どもの学力が伸びる仕組み~一人ひとりに合わせた学習が、成績アップへの近道です~

「毎日勉強しているのに、本当にこの勉強でいいのかな。」

「苦手を克服させたいけれど、何から始めればいいのか分からない。」

 

お問い合わせいただく保護者の方から、このようなご相談をよくいただきます。

勉強は、時間をかければ必ず成績が上がるというものではありません。

同じ学年。

同じ教科。

同じ点数。

一見同じように見えても、成績が伸びない原因は一人ひとり違うからです。

私たちは、その考え方を一番分かりやすくお伝えするために、「病院」に例えています。

 

病院では、全員に同じ薬は出しません。

風邪をひいて病院へ行ったとします。

熱がある人。

咳が出る人。

のどが痛い人。

一見すると同じ「風邪」です。

しかし、お医者さんはいきなり薬を出すことはありません。

まずは症状を聞きます。

必要に応じて検査をします。

原因を調べます。

そして、その人に合った薬を処方します。

同じ風邪でも原因が違えば、必要な治療も違うからです。

勉強もまったく同じです。

だから私たちは、『みんな同じ授業』ではなく、一人ひとりに合わせた個別指導を大切にしています。

 

勉強も、一人ひとり原因が違います。

「数学が苦手です。」

という二人の生徒がいたとしても、

原因は同じとは限りません。

計算が苦手なのか。

割合が苦手なのか。

文章題なのか。

勉強方法なのか。

勉強時間なのか。

原因が違えば、必要な学習も変わります。

だから私たちは、

「一人ひとりに合わせた学習」

を大切にしています。

 

 

だから私たちは「学力クリニック」と考えています。

病院では、

問診をして、

検査をして、

原因を見つけ、

薬を処方し、

治療を続け、

健康診断で確認します。

勉強も同じです。

学習状況を確認し、

原因を見つけ、

必要な学習を考え、

家庭学習で定着させ、

模試で現在地を確認しながら、

次の学習へつなげていきます。

学力クリニックとは?

私たちは、この一連の流れを

「学力クリニック」

と呼んでいます。

それぞれには、大切な役割があります。

それぞれの役割をまとめると、次のようになります。

 

シリーズ一覧

気になる記事から読んでいただいても構いませんが、初めての方は0話からお読みいただくと、学力クリニック全体の考え方がより分かりやすくなります。

↓まずはこちら↓

🩺 0話「なぜ学力クリニックなの?」

病院と勉強がよく似ている理由をご紹介します。

記事を読む

 

💊 ① 宿題は「お薬」です

宿題は、授業で学んだことを定着させるためのお薬です。

記事を読む

 

🔬 ② 授業は「精密検査」です

授業では答えを教えるだけではありません。

どこでつまずいているのかを見つける時間でもあります。

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🩺 ③ 保護者面談は「問診」です

家庭での様子も、学力を考える大切な情報です。

記事を読む

 

📋 ④ 講習は「処方箋」です

一人ひとり違う課題に合わせて、必要な学習を組み立てます。

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📈 ⑤ 偏差値の出る模試は「健康診断」です

今の学力や志望校とのギャップを確認し、次の学習につなげます。

記事を読む

 

🏃 ⑥ 家庭学習は「リハビリ」です

授業で分かったことを、自分の力でできるようにする大切な時間です。

記事を読む

 

最後に

勉強は、「みんな同じ方法」で伸びるものではありません。

一人ひとり違うからこそ、一人ひとりに合った学習が必要です。

私たちは、その考え方を保護者の皆さまにも分かりやすくお伝えしたいという思いから、「学力クリニック」というシリーズを書きました。

私たち明光義塾では、目の前の成績だけではなく、お子さま一人ひとりに合った学び方を一緒に考えながら、成長を支えていきたいと考えています。

初めての方は、ぜひ0話からご覧ください。

きっと、お子さまに合った学び方を考えるヒントが見つかるはずです。

夏休みの勉強、ただ復習するだけで大丈夫?教室長が教える「本当の弱点」の見つけ方

 

こんにちは、明光義塾です。

夏休みに入り、2週間ほど経ちました。

お子さまの様子を見て、こんな不安を感じている保護者の方はいらっしゃいませんか?

「毎日勉強はしているけれど、この内容で大丈夫なのかな」

「夏休みの間に苦手を克服させたいけれど、どこから手をつければいいのか分からない」

「問題集を買って取り組ませているけれど、本当に成績につながる勉強になっているのかな」

夏休みは、学校の授業が一度止まるからこそ、今までの学習を振り返る大切な期間です。

特に中学1・2年生にとっては、2学期の定期テストに向けて、1学期までの学習内容を振り返り、自分の苦手や理解が不十分な部分を見つける大切な機会になります。

 

しかし、教室長として多くの生徒を見てきた中で感じることがあります。

それは、

「苦手を克服するためには、まず本当の弱点を見つけることが大切」

ということです。

ただ問題集を最初から解き直したり、間違えた原因を確認せずに同じ問題を繰り返したりするだけでは、本当に必要な学習に時間を使えていない場合があります。

今回は、夏休みの勉強をより効果的にするために、「本当の弱点の見つけ方」についてお話しします。

中学生の夏休み勉強で大切なのは「量」より「何を復習するか」

夏休みになると、

「毎日○時間勉強する」

「問題集を1冊終わらせる」

など、学習量を目標にすることがあります。

もちろん、勉強時間を確保することは大切です。

しかし、成績を伸ばすためには、ただ時間を増やすだけではなく、「何を勉強するか」が重要になります。

例えば、数学で計算問題が得意な生徒が、簡単な計算問題だけを何時間も練習しても、大きな成長にはつながりにくいかもしれません。

一方で、

・あと少しで解けそうな問題
・以前間違えた問題
・解き方が曖昧な問題

に取り組むことで、できることを増やしていくことができます。

夏休みの勉強で大切なのは、

「たくさん問題を解くこと」

ではなく、

「自分に必要な問題を見つけて取り組むこと」

です。

そのためには、まず自分の弱点を正しく知る必要があります。

 

数学と英語は「本当の弱点」を見つけることが難しい教科

中学校の学習では、教科によって復習の方法が変わります。

特に数学と英語は、以前学習した内容が土台になる「積み重ね型」の教科です。

そのため、「今できない単元だけ」を復習しても、なかなか改善しない場合があります。

数学は前の学年の内容が土台になる

例えば、中学2年生で学習する「連立方程式」。

連立方程式の問題が解けない場合、

「連立方程式の練習が足りない」

と思うかもしれません。

しかし、実際にはその前の学習内容が原因になっていることがあります。

連立方程式
 ↓
中学1年生の方程式
 ↓
中学1年生の文字式

というように、数学は前に学習した内容を土台にして新しい内容を学びます

例えば、

・文字式の計算でミスが多い
・マイナスの符号を間違える
・移項の意味が曖昧

という状態では、連立方程式を何度練習しても正解につながりにくいことがあります。

大切なのは、「連立方程式が苦手」という結果だけを見るのではなく、

「なぜ解けないのか」

という原因を見つけることです。

英語は基本文法の理解が重要

英語も同じです。

中学2年生で学習する「過去進行形」。

しかし、過去進行形を理解するためには、

・be動詞
・一般動詞
・現在進行形

など、中学1年生で学習した内容が土台になります。

「過去進行形が分からない」という場合でも、実際にはその前の基本文法の理解が不十分なことがあります。

英語も数学と同じように、

「今の単元だけを見る」のではなく、

「どこから理解が曖昧になっているのか」

を確認することが大切です。

 

家庭でもできる!「〇△×」で弱点を見つける方法

では、家庭で弱点を見つけるためには、どのような方法があるのでしょうか。

おすすめなのは、問題を解いた後に「理解度」を記録することです。

例えば、問題番号の横に次のような印をつけます。

〇:自分の力だけで解けた問題

△:ヒントや解説を確認すれば解けた問題

×:解けなかった問題、間違えた問題

この方法のポイントは、「〇の数を増やすこと」だけを目的にしないことです。

もちろん、できる問題が増えることは大切です。

しかし、成績を伸ばすために一番向き合うべきなのは、△や×の問題です。

×の問題は、今の自分にとって「できるようになる必要がある問題」

△の問題は、「もう少し理解を深めれば、自分の力で解けるようになる可能性がある問題」です。

特に△の問題を見つけることは大切です。

なぜなら、成績アップにつながるポイントは、「全く分からない問題」だけではなく、「あと少しでできる問題」を確実にできるようにすることだからです。

例えば、

「解説を見れば分かるけれど、自分では途中式を書けなかった」

「公式は覚えているけれど、どの場面で使うか判断できなかった」

という問題は、少し練習することで大きな成長につながります。

 

間違い方を見ると、本当の苦手が見えてくる

弱点を見つけるときに大切なのは、「どの単元が苦手か」だけではありません。

「どのような間違い方をしているか」

を見ることです。

例えば数学の場合、

・分数が入る計算で間違えやすい
・マイナスの符号で間違えが多い
・割合の文章問題になると式を立てられない

など、同じ「数学が苦手」でも原因は一人ひとり違います。

英語でも、

・単語のスペルミスが多い
・be動詞と一般動詞を混同する
・英文の語順が分からない

など、確認するポイントは変わります。

「数学が苦手だから数学を勉強する」

「英語が苦手だから英語を勉強する」

だけではなく、

「どこで間違えているのか」

まで見ることで、より効果的な復習につながります。

 

定期テストの振り返りから、自分に必要な学習を見つける

明光義塾の授業でも、この「自分の弱点を見つけること」を大切にしています。

授業では、問題を解いた後に、

〇:自分一人で解けた問題

△:先生からヒントをもらって解けた問題

×:解けなかった問題、間違えた問題

を確認します。

これは、授業中の理解度を把握するためだけではありません。

授業後の復習や、定期テスト前の解き直しで、

「自分が優先して取り組むべき問題」

を明確にするためです。

また、明光生は塾のテキストだけではなく、学校の教科書やワークにも〇△×をつけています。

定期テストでは、学校で学習した内容から出題されます。

だからこそ、

「塾の教材だけを進める」のではなく、

「学校の学習内容で、自分ができていない部分を確認する」ことも大切にしています。

テスト前には、間違えた問題を中心にもう一度解き直すことで、

「前はできなかった問題が、今回はできる」

という経験につなげていきます。

 

夏期講習では、一人ひとりに合わせた学習内容で取り組みます

夏休みの学習では、「苦手をなくすこと」だけが目的ではありません。

生徒によって必要な学習は異なります。

例えば、

・計算の基礎をもう一度確認した方がよい生徒

・文章問題に時間をかけて取り組む必要がある生徒

・応用問題に挑戦して、さらに力を伸ばしたい生徒

同じ中学2年生でも、課題はそれぞれ違います。

そのため、必要になる教材や学習量も変わります。

宿題についても、ただ量を増やすのではなく、

「今の自分に必要な課題」

として取り組むことが大切です。

基礎を固めたい生徒には復習を。

さらに学習時間を確保できる生徒には、得意分野を伸ばすための課題を。

一人ひとりの状況に合わせて学習内容を考えることが、効果的な勉強につながります。

 

まとめ|夏休みは「本当の弱点」を見つけるチャンスです

夏休みの勉強で大切なのは、ただ多くの問題を解くことではありません。

大切なのは、

「自分は何ができていて、何ができていないのか」

を知ることです。

特に数学や英語は、以前の学習内容が土台になっています。

今の単元だけを見るのではなく、

「どこから理解が曖昧になっているのか」

を確認することで、より効果的な復習につながります。

〇△×の印をつける方法は、ご家庭でも取り入れることができます。

ぜひ夏休みの学習で、お子さま自身が自分の弱点を見つけるきっかけにしてみてください。

 

夏休みの学習で大切なのは、今の自分に必要な課題を見つけることです。

明光義塾では、学習状況やテスト結果をもとに、一人ひとりに合わせた学習プランをご提案しています。

『何から復習すればよいか分からない』
『家庭学習の進め方を相談したい』

という方は、お気軽にご相談ください。

夏休みの学習を、9月以降の成長につながる時間にしていきましょう。

 

 

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家庭学習は「リハビリ」です|学力クリニック⑥

こんにちは、明光義塾です。

病院で手術を受けたあと、

「これで治療は終わりです。」

と言われても、そのまま元通りに動けるわけではありません。

毎日のリハビリを続けることで、少しずつ体は回復していきます。

勉強も同じです。

授業で「分かった」だけでは、本当の学力にはなりません

家で問題を解き直し、自分で考え、思い出しながら繰り返す。

その積み重ねが、本当の学力を育てます。

だから私たちは、家庭学習を「リハビリ」だと考えています。

 

 

家庭学習で本当に必要なのは「一人で勉強する力」

保護者の方から、

「家では全然勉強しないんです。」

というご相談をいただくことがあります。

もちろん、勉強時間も大切です。

しかし、それ以上に大切なのは、

一人で勉強を進められる力です。

実は、お子さまが勉強しない理由は、「やる気がない」だけとは限りません。

「何から始めればいいのか分からない。」

「分からない問題が出てきたら、その先に進めない。」

そんな状態になっていることも少なくありません。

家には先生はいません。

受験本番にも先生はいません。

だからこそ、

分からない問題が出てきたときに、

自分で考え、

調べ、

工夫しながら進められる力が必要になります。

これが、明光義塾が大切にしている「自立学習」です。

明光義塾が1:3の授業を行う理由

明光義塾は、先生1人に対して生徒3人で授業を行っています。

「先生がずっと隣についていた方が、よく分かるのでは?」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、私たちが目指しているのは、

先生が隣にいないと勉強できない子ではありません。

一人でも勉強を進められる子です。

そのため、先生があえて生徒の隣を離れる時間をつくっています。

いきなり「一人でやってみて」ではありません

もちろん、最初から一人で解かせるわけではありません。

まずは先生と一緒に例題を解きます。

解き方だけではなく、

「なぜそう考えるのか」

まで理解してから、

よく似た問題(類題)に挑戦します。

そして先生は、生徒に必ずこんな質問をします。

「もし分からなかったら、どうする?」

実は、この質問こそが自立学習のスタートです。

分からないときの「考え方」を教えています

私たちは答えだけではなく、

分からないときにどう行動するか

を授業中に授業を通じて教えています。

① まずは例題に戻ってみよう

例題と類題を見比べながら、

「どこが違うんだろう?」と考えます。

例えば、

例題では一人称だった文章が、類題では三人称になっている。

数字だけが変わっている。

使う公式は同じだけれど、条件が少し違う

そんな違いに気付けるようになると、自分で解き方を見つけられるようになります。

② 振り返りノートを見てみよう

授業で分かったことや、間違えたことをまとめている振り返りノート。

数学や英語は積み重ねの教科です。

今日の問題が解けない原因は、

実は前の単元の理解不足にあることも少なくありません。

振り返りノートを見返すことで、

「ここが原因だったんだ。」

と自分で気付けるようになります。

③ 2分考えて分からなければ、一度飛ばそう

考えることは大切です。

でも、一つの問題だけに時間を使いすぎることは違います。

教室では

「2分考えて分からなければ、一度飛ばそう。」

という考え方も教えています。

テストでは、一問に時間をかけすぎることで最後まで解き切れないことがあります。

問題を解く力だけではなく、

時間の使い方も授業の中で身につけていきます。

④ 最後にもう一度戻ってみよう

一度飛ばした問題も、

ほかの問題を解いたあとに戻ると、

「あ、こういうことだったんだ。」

と気付くことがあります。

問題を解けば解くほど経験が増え、

考え方の引き出しも増えていくからです。

⑤ それでも分からなければ先生がいます

最後まで考え、

調べ、

工夫しても分からなかった。

そのときは先生がいます

丸付けをしたあと、

「どこで止まったのか。」

「どうやって調べたのか」

「なぜ分からなかったのか。」

を一緒に確認しながら解説します。

答えを教えることが目的ではありません。

次に同じような問題が出たとき、一人で解けるようになること。

それが私たちの目標です。

 

実際に、授業では次のような流れで「一人で解決する力」を育てています。

先生が隣を離れている時間も、実は計画的に「自立学習」を育てるための時間なのです。

授業中から「一人で学ぶ練習」をしています

学校では、一斉授業という形式上、問題を解く時間のあとに先生が黒板で解説をする場面が多くあります。

そのため、「少し待てば答えが分かる」という学習経験を積むこともあります。

一方で、自分で考えたり、調べたり、工夫したりする経験を積まなければ、一人で勉強を進める力は育ちません

だから明光義塾では、先生がすぐに答えを教えるのではなく、生徒自身が考える時間を大切にしています。

授業中から、「一人で学ぶ練習」をしているのです。

リハビリを続ける人ほど、大きく成長する

授業という「精密検査」。

宿題という「お薬」。

保護者面談という「問診」。

講習という「処方箋」。

偏差値の出る模試という「健康診断」。

そして、

毎日の家庭学習という「リハビリ」。

どれか一つだけでは、学力は伸びません。

それぞれがつながり、一人ひとりに合った学びを積み重ねることで、本当の学力が身についていきます。

私たちが育てたいのは「自分で学べる子」

明光義塾が目指しているのは、

塾に来ている時間だけ勉強できる子ではありません。

塾がない日も。

家でも。

将来、社会に出てからも。

自分で考え、

調べ、

工夫しながら、

学び続けられる人になってほしい。

そのために、授業の中から「自立学習」を育てています。

家庭学習という「リハビリ」を続けることで、学力は少しずつ、しかし確実に身についていきます。

それが、明光義塾が大切にしている教育です。

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学力は、一人では伸びません。

そして、先生が教えるだけでも伸びません。

「自分で考え、調べ、工夫する力」と「それを支える先生」の両方があって、初めて本当の学力が育ちます。

明光義塾は、そんな「自立学習」ができる子どもたちを育てていきます。